デザインの検討
近々デザイナーさんを紹介してくれる言っていたYさん。ちょうど私の時間が空いたのでYさんの近所の喫茶店に入って待っていました。コーヒーでも飲みながらのんびり待っているとYさんとそのお友達のデザイナーOさんが入ってきました。みんなで自己紹介を軽くしながら席に座るとデザインについて話すのかと思ったら、Yさんは世間話を初めてしまいました。YさんとOさんは久しぶりに会ったということで昔話に花が咲いてしまったようです。その楽しそうな話を私は側でしばらく聞いていました。もちろん私は二人の話題には入って行けませんので時々「うん、うん」とうなずく程度で二人の話をずっと聞いていました。 やがて話も終わったようで、「では、デザインの話でもしましょうか」とYさんが切り出しました。やっと本題にいけて私は一安心しました。このまま世間話で終わってしまっては私は何のためにきたのかわかりませんものね。あらかじめYさんはOさんに私のことを詳しく話しておいていただいたようで、早速一つのデザイン案を持ってきてくれていました。「あなたのことはYさんからお話を詳しく伺っていましたので、それをもとにロゴのイメージを考えてみました。」とOさんは私にデザインの案を差し出しました。思わず私は「素晴らしいですね」と言ってしまいました。私からは何も言っていないのに、Yさんから少し私のことを聞いただけでこんな素晴らしいものに仕上げてくれるなんて。さすがにデザイナーさんは凄いなと思った瞬間でした。
別デザイン案を出してもうう
若い人たちは飲み会とかコンパとか合コンで居酒屋さんや飲み屋さんへ行くのでしょうけど、私たちの場合は喫茶店でお茶をのむだけですからお茶会ですね。でもこうして気の合った仲間同士でお茶を飲むのは悪くないし、むしろ楽しくて時間を忘れてしまうほどです。お茶をのみながらデザインの打ち合わせをさせて頂いてますが、どうしても話は脱線してたわいのない話や遊びの話になってしまいますね。Yさんが見せてくれた新しいロゴのデザインはとても素晴らしく私が口を挟む余地は全くありません。もちろんデザインのことに関しては素人ですし絵を書くほどの能力もありませんのでここは一つプロにお任せした方がいいみたいですね。段々と打ち解けてきてYさん、Oさん、私でおなかを抱えるほどのお話もしましたし、Oさんも私のことを理解してくれたようです。 そこで、Oさんは「もう2案くらい考えてあげましょうか?」との提案がありました。私はそんなこと恐れおおくて丁重にお断りましたが、どうしてもとおっしゃっていただいたので、別のデザインを考えていただくことにしました。こんなに本格的に考えていただくなんて申し訳ないと思いました。でもYさんも「折角Oさんが考えてくれると言ってるのだから甘えてもいいんじゃない?」とおっしゃってますので甘えさせていただくことにしました。今後の打ち合わせはメールでのやりとりということでこの場をお開きにして帰ることにしました。ちなみにYさんとOさんは喫茶店では話足りずに駅前の居酒屋さんに流れ込んだようです。